【呼吸療法を極める】呼吸療法認定士を取った後に読むべき本【実践に活かす】

この記事はこんな人にオススメ

  • 3学会合同呼吸療法認定士に合格した
  • 呼吸療法を臨床で使う機会が多い
  • 知識だけじゃなくて呼吸療法の実践を学びたい

毎年多くの方が3学会合同呼吸療法認定士の資格を受験され、合格されていますね。
中には、普段あまり呼吸器疾患との関わりがない方も多いでしょう。

急性期病棟で働いていると、毎日多くの呼吸器系にトラブルを抱えた患者さんの治療を行う場面がありますね。
呼吸療法認定士の資格を持っていると、呼吸器疾患に関して何かと頼られる場面も増えてきます。

そんな時に「ちょっと分かりません・・・」と困ってしまうことの無いように

資格取得後知識を臨床に繋げられる本」を紹介していきます。

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呼吸療法認定士のペーパードライバーにならないように、しっかりと実践力を身につけましょう!

目次

呼吸療法士の知識を実践で使えるようになるための本

今回オススメする本はこちらです。

  1. 呼吸リハビリテーションの理論と技術
  2. 人工呼吸に活かす! 呼吸生理がわかる、好きになる〜臨床現場でのモヤモヤも解決!

特に呼吸リハに直接関わる理学療法士や作業療法士は①を、それ以外のコメディカルは②をオススメします。

呼吸器に関する本は数多く発売されていますが、比較的理解しやすく、実践に活かせるのはこの2冊だと思います。

それぞれの特徴や良い点について、解説していきます。

①呼吸リハビリテーションの理論と技術

  • 商品名:呼吸リハビリテーションの理論と技術
  • 出版社:メディカルビュー社
  • 発売日:2014/12/25
  • 価格:5,720円
  • ページ数:251ページ
  • 著者:本間 生夫 他

この本では、呼吸リハビリテーションを行う上で必要になる理論が体系的に学習できます。

特に、リハスタッフが知っておくべき呼吸整理の応用として

  • 肺胞低換気と頻呼吸の関係
  • 拡散障害・換気血流比不均等・シャントの見分け方
  • 腹臥位療法の有効性

このあたりは呼吸リハを行う上で非常に重要になってくるポイントです。
上記のポイントも、この本で学習すれば分かりやすく理解できます。

また、低酸素血症やCOPDに対するリハビリテーションの理論や、実際にどのような運動介入をしていけばいいのかの実践も併せて解説されています。

運動療法の方法は一部写真付きで掲載されており、方法も分かり易いものが多くアセスメントの上で適応と判断できればすぐに実践できるものが多いです。

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まず初めに読む呼吸リハの本としては、かなりまとまっていて内容も実用的なのでオススメです!

この本を読むと・・・
  • 呼吸不全の状態をアセスメントした上で、適切なリハ介入ができるようになる
  • 呼吸状態の悪化がどういう身体内部の変化を起こしているか想像しやすくなる
  • 呼吸リハアプローチのレパートリーが増える

\ 呼吸リハを勉強する最初の一冊ならコレ! /

②人工呼吸に活かす! 呼吸生理がわかる、好きになる〜臨床現場でのモヤモヤも解決!

  • 商品名:人工呼吸に活かす! 呼吸生理がわかる、好きになる〜臨床現場でのモヤモヤも解決!
  • 出版社:羊土社
  • 発売日:2013/3/23
  • 価格:3,630円
  • ページ数:251ページ
  • 著者:本間 生夫 他

この本はタイトル通り、最終的には人工呼吸器管理に活かせるように呼吸整理を解説してくれています。

呼吸器の受容体や内分泌系の働きなど、それぞれの働きが患者さんの呼吸状態にどういった影響・変化をもたらしているかを知ることができます。

また、人工呼吸器管理下では普段の陰圧換気と違い、さまざまな身体的ストレスがかかります。
そういった身体への負荷が呼吸状態にもたらす影響も解説してくれています

3学会合同呼吸療法認定士の教本ではあまり深く解説されなかった部分が、臨床に活かしやすい形で分かりやすく解説されています。

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人工呼吸器管理に苦手意識がある人には特にオススメ!呼吸生理は他の循環器や脳外科領域などのリスク管理にも直結するから、早めの学習が必要だね!

この本を読むと・・・
  • 呼吸生理を理解した上で患者への看護・リハ介入ができるようになる
  • 人工呼吸器の特性を踏まえたアセスメントの幅が広がる
  • 人工呼吸器への苦手意識が減る

\ 人工呼吸器を診るなら知っておくべき知識を網羅! /

まとめ

今回は、3学会合同呼吸療法認定士の資格取得後に読むべき本を2冊紹介しました。

呼吸療法認定士の資格取得のみでは、理論が解っても実際の臨床場面に知識を活用して介入を考えることが難しいです。

今回紹介した書籍を使用して、実践を想定した知識をさらに追加学習することにより、呼吸リハや呼吸器患者への看護介入場面で、自信を持ってアプローチできるようになります。

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後輩からの呼吸器に関する質問に上手く答えられなくて悔しい思いをしたことはありませんか?資格取得を機に、さらに呼吸器の知識に磨きをかけられるように学習をしていきましょう!

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この記事を書いた人

▶︎管理人保有資格
理学療法士(急性期勤務8年)、3学会合同呼吸療法認定士、
AHAのBLS/ACLSプロバイダー、福祉住環境コーディネーター2級

▶︎サイト方針
リハや医療介入を始める前に全医療職が知っておくべき「患者の全身状態把握」に役立つ知識・情報を発信中

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