この記事はこんな人にオススメ
- 3学会合同呼吸療法認定士を受験予定
- どれぐらい勉強すれば合格できるか分からない
- みんないつから勉強しているか知りたい
3学会合同呼吸療法認定士は8月に講習会があり、試験が11月に開催されます。
そのため8月の講習会を受講してから本格的な学習をスタートすると、勉強期間は2〜3ヶ月しかありません。
公式テキストも分厚いし2〜3ヶ月で十分な勉強でできるかな?
そこでこの記事では、Instagramでフォロワーさんにアンケートの協力をして頂き、実際に受験した方がどれぐらいの勉強期間を設けていたかを紹介したいと思います。
そして、勉強期間を元にどの時期にどんな勉強をすればいいのかの勉強法をお教えします。
人によって学習ペースも違うから、あくまでも参考として見ていってね!
勉強期間のアンケート結果
早速ですがアンケート結果を紹介させていただきます。
このアンケートはSTART REHAのInstagramフォロワー様、約30名の方にご返答いただきました。
割合で見ると、半年以上前から学習を始めている方が最も多いです。
次いで、試験直前の1ヶ月前から開始した方と、概ね講習会終わりの2〜3ヶ月前から始めた方が同率となっています。
8月の講習会前と後で分けると、講習会後から始める人の方が多いね!
ただ学習期間を長く取るほど1日にしなくてはいけない勉強量が減るため、家庭を持ちながら資格取得を目指す方は早めに学習を開始することをオススメします。
期間別!3学会合同呼吸療法認定士の勉強法
3学会合同呼吸療法認定士の勉強を始めようと思っても、公式テキストが送られてくるのは8月中旬以降になります。
そのため、早くから勉強を始めたくても教材が手元に無い状態からのスタートとなります。
ここからは、勉強を開始する期間別に勉強方法を教えるね!
半年以上〜4ヶ月前
まだ公式テキストが到着していない状態では、公式以外から販売されている教材で学習を進めるのがオススメです。
メルカリなどで過去の公式テキストを購入する方法もありますが、公式テキスト自体がかなりのボリュームのためパラパラと読み進めるのは時間がかかり、モチベーションが維持しにくくなる可能性が高いです。
そのため、この時期には一般的な呼吸生理学の復習や呼吸療法士向けに上手くまとめられた教材を使用するのがオススメです。
以下にオススメの教材を紹介します。
病気がみえる vol.4 呼吸器
- 商品名:病気がみえる vol.4 呼吸器
- 出版社:MEDIC MEDIA
- 価格:3,850円
- ページ数:384ページ
言わずと知れた「病気がみえる」シリーズの呼吸器版です。
すでにお持ちの方も多いのではないでしょうか。
呼吸器系の病態理解にも役立ちますが、呼吸療法認定士向けに学習するのであれば特に最初の解剖・生理の部分が非常に分かりやすくオススメです。
気管支の長さや中葉の有無なども試験で聞かれるポイントですがこの本は分かりやすいイラストで書かれていて理解しやすいです!
- 呼吸療法に関する基本から疾患別までイメージしやすい解説が豊富
- 値段も手頃でずっと使える
- この本の所有者も多く共通の情報源として共有しやすい
\ 一生使える呼吸の本といえばコレ! /
呼吸療法 一問一答集
- 商品名:呼吸療法 一問一答集 2024年版
- 制作:START REHA
- 価格:【書籍版】3,200円 【電子書籍版】2,300円
- 問題数:全460問
こちらは、START REHAが呼吸療法認定士の試験合格のために作成した問題集です。
問題は一問一答形式になっているため、サクサクと問題を解いていく中で重要な部分を短文で覚えていくことができます。
呼吸療法に必要な解剖生理から人工呼吸器管理、小児領域や薬剤まで幅広く網羅された1問1答の問題が460問あります。
問題1つ1つに周辺知識付きの解説などが付いており、問題を解きながらどんどんと基礎が身に付く構成になっています。
1問1答だとスキマ時間に少しずつでも出来るからイイね!
公式テキストの内容とかなり関連が強い問題ばかりなのでこの問題集を何周も解くだけでもかなり合格に近づきます!
- 電子書籍もあるため、スマホなどでスキマ時間にどんどん学習を進められる
- 公式テキストが届く前から試験範囲を網羅した勉強ができる
- 問題文のどこが間違いなのかを考える力が身に付き五肢択一問題に強くなる
\ 今すぐ実質無料で勉強を始められる /
2〜3ヶ月前
この時期には公式テキストが手元に到着しており、呼吸療法認定士の講習会も受講し終わっています。
一通り公式テキストにサッと目を通し、だいたいどこに何が書かれているか把握できていればOKかと思います。
そこからは問題集を繰り返し解いていき、分からない部分や何度も詰まる部分を公式テキストなどで確認しながら理解を深めていきます。
ここではこの時期の学習にオススメの問題集を紹介していきます。
移動時間や待ち時間などのスキマ時間には、継続して先ほど紹介した
一問一答集を取り組むのがオススメです!
アプリ付き 呼吸療法認定士 受験必修予想問題集
- 商品名:アプリ付き 呼吸療法認定士 受験必修予想問題集
- 出版社:アステッキホールディングス
- 価格:4,763円(2023年度版の価格)
- ※予約商品(2024年1月19日から予約開始)
様々な資格試験向けの問題集などを出しているアステッキの予想問題集です。
この問題集を購入すればスマホアプリも付いてくるため、テキストが無い時にスマホでの学習も可能です。
試験2〜3ヶ月前からはしっかり追い込んでいきたい所なので、こういった問題集で実践に近い問題をこなしていくのは有効です。
レビューには結局アプリは使わなかったという意見も多かったですが、追加料金無しでアプリも使える環境を手に入れられるのはお得感がありますね。
- 解説は少なめだがアプリも無課金で獲得できる
- 実践的な問題を解くことで本番の応用力が身に付く
- 応用編の販売実績もあり、時間があれば深いところまで学習できる
\ 予約受付は1月19日から /
呼吸療法認定士“合格チャレンジ”100日ドリル
- 商品名:呼吸療法認定士“合格チャレンジ”100日ドリル
- 出版社:メディカ出版
- 価格:4,180円(2023年度版の価格)
- (2024年度版の発売日未定)
こちらも毎年販売されている問題集の有名どころ、通称”100日ドリル”です。
問題数が少なめですが、約100日で完了することをコンセプトにした問題集となっています。
解説も比較的簡潔に、周辺知識も少し加えられているので幅広い学習に繋がりやすいです。
ただ、この問題集のみでは試験領域を網羅しにくいため他の問題集の補助的な立ち位置になることが多いです。
別の問題集を既に持っていて、追加で新たな問題を解いていきたい人にはオススメです!
- 100日で完結できるため、スケジューリングが苦手な人にオススメ
- 実際の試験と同じ5肢択一式の問題を解く練習になる
- 1つの問題に対して周辺知識を含んだ解説をしてくれる問題が多い
\ 100日で問題集を完結させたい人にオススメ /
1ヶ月前〜試験直前
試験も目前に迫ってきた10月になると、最後の追い込みの時期になってきます。
この時期には新しい教材を購入したりせず、今まで使ってきた問題集を自信を持って解ける状態にしていくのが良いでしょう。
自信を持って解ける状態とは、5肢択一式の正当以外の選択肢は何が違うのかを十分に説明できるレベルを指します。
公式テキストに関しては、最近の試験の傾向では状況設問(ペーパーペイシェントの情報に関する情報を与えられ、その後の問題を解く形式)などで重箱の隅をつつくような問題も出るため、時間があればあまり詳しく見ていなかった表やアルゴリズムのチャートを確認しましょう。
また、使い込んだ問題集の今だにスッキリと理解できていない所の辞書代わりにも公式テキストを使っていきます。
スキマ時間には、変わらず一問一答集やアプリを使用して1日の内で1問でも多くの問題を解くことを意識していきましょう、
まとめ
勉強開始時期 | オススメの教材 |
---|---|
半年以上前 | ・病気がみえる vol.4 呼吸 ・呼吸療法 一問一答集 |
2〜3ヶ月前 | ・アプリ付き 呼吸療法認定士 受験必修予想問題集 ・呼吸療法認定士“合格チャレンジ”100日ドリル |
1ヶ月前〜試験直前 | 今までやってきた問題集を徹底的に復習 |
この記事では3学会合同呼吸療法認定士の勉強を開始すべき時期や、その時期に応じて勉強方法やオススメの教材を解説してきました。
勉強は十分な時間をかけてじっくりと定着させる方が、資格取得後も活きた知識となり臨床で活用できると思います。
この記事が少しでも皆さんのお力になれれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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